2025.08.08

ペットと行く温泉旅｜おすすめ温泉＆キャンピングカーで楽しむお出かけ術

はじめに
1.ペットと温泉お出かけの魅力
2.ペットと温泉を楽しむおすすめスタイル（実例付き）
3.ペットと温泉お出かけの注意点
4.ペットと温泉をもっと楽しむコツ
- 4-1 旅行前の準備
- 4-2 現地での楽しみ方
まとめ

はじめに

近年、ペットと一緒に出かけられる場所は全国的に増えており、温泉地でも「ペット同伴OK」の宿や日帰り施設が注目を集めています。温泉と聞くと、人だけが楽しむイメージを持つ方も多いかもしれませんが、近ごろはペット用の露天風呂や足湯、貸切風呂など、愛犬や愛猫と一緒に過ごせる温泉プランが充実してきました。

自然豊かな温泉地での散歩は、ペットにとっても刺激的な体験ですし、飼い主にとっては心身をほぐすリラックスタイムになります。

本コラムでは、ペットと温泉お出かけを楽しむメリットやおすすめのスタイル、さらに実際の施設情報や注意点も交えてご紹介します。安全で快適な旅の参考にしてください。

1.ペットと温泉お出かけの魅力

1.1ペットとの絆が深まる時間

ペットと一緒に温泉地へお出かけすると、普段とはまったく違う時間の流れを共有できます。旅先の新しい景色や香り、環境はペットにとっても大きな刺激となり、興味津々で辺りを探索する姿が見られるでしょう。飼い主も、その反応や表情を見ることで、普段以上に愛着や愛情が深まります。いつもと異なる環境で一緒に過ごすことで、互いの距離がぐっと縮まる感覚を味わえるのは、こうしたお出かけならではです。

旅の中では、日常ではなかなか取れない長い散歩時間や、自然の中でのんびり休憩する時間も確保できます。ペットが安心できる飼い主のそばでリラックスしている姿を見ると、「来てよかった」と感じる瞬間が何度も訪れます。そうした時間は、後から振り返ったときに強く心に残るものです。

1.2飼い主もリフレッシュ、ペットもリラックス

温泉は、飼い主の疲れを癒やすだけでなく、ペットにも穏やかな時間を与えてくれます。たとえば、飼い主が温泉で温まっている間、ペットは客室やドッグランで過ごし、自然の空気を感じながらゆったり過ごせます。ペット専用の足湯や温泉がある施設なら、一緒にお湯を楽しむことも可能です。こうした体験は、ペットのストレス解消や健康維持にもつながります。

また、温泉地は比較的静かで空気が澄んでいる場所が多く、都会暮らしのペットにとっては貴重なリフレッシュの場となります。川のせせらぎや鳥の声、木々の匂いなど、自然の中で過ごすことで心身が落ち着き、飼い主と同じように旅を楽しんでいる様子が感じられるはずです。

1.3思い出に残る旅行体験

ペットとの温泉お出かけは、ただの旅行以上の意味を持ちます。紅葉や雪景色、春の花々に囲まれた温泉街で撮る一枚の写真は、何年たっても鮮明によみがえる思い出になります。今ではスマートフォンやカメラで気軽に記録できるため、旅先での自然な表情や仕草を残しておくと、後から見返す楽しみも増えます。

さらに、旅の思い出は飼い主だけでなく、家族や友人とも共有できます。SNSに投稿すれば、同じ趣味を持つ飼い主仲間との交流が広がり、次のお出かけ先や温泉情報を交換するきっかけにもなります。こうした体験は、単なる観光や休養にとどまらず、ペットとの生活そのものを豊かにしてくれるでしょう。

2.ペットと温泉を楽しむおすすめスタイル（実例付き）

ペットと一緒に温泉を楽しめる施設は、全国に少しずつ増えてきています。近年は、愛犬用の露天風呂や足湯を備えた宿、貸切風呂をペット同伴で利用できる宿、さらには温泉街の散策や観光スポットと組み合わせて楽しめるエリアなど、その形態はさまざまです。旅行先を選ぶ際は、温泉の質やロケーションだけでなく、ペットに優しい設備やサービスが整っているかも重要なポイント。ここでは、ペットと一緒に訪れやすく、思い出に残る時間を過ごせる温泉施設をいくつかご紹介します。

2.1鬼怒川絆（栃木県）

全室ペット同伴可能な和風旅館。愛犬用のお風呂がある部屋もあり、宿泊中は常に一緒に過ごせます。ワンちゃん専用のお食事メニューもあり、ご飯の時間も一緒に楽しめます。

■Information

住所：〒321-2522 栃木県日光市鬼怒川温泉大原1422-4
アクセス：東京から：東北自動車道宇都宮インターチェンジ　→　日光宇都宮道路今市インターチェンジ　→　国道121号線
URL：https://kizuna-kinugawa.com/

2.2ゆるり奥日光withDOG（栃木県）

奥日光の自然に囲まれた全室ペット同伴OKの温泉宿。客室には源泉かけ流しの半露天風呂があり、愛犬用アメニティも充実しています。愛犬と一緒にレストランでお食事をとれ、ワンちゃん専用ビュッフェの用意も◎周辺には散策コースや観光スポットが多く、四季折々の景色を一緒に楽しめます。

■Information

住所：〒321-1662 栃木県日光市湯元2548
アクセス：宇都宮道清滝ICより約26km
URL：https://kizuna-kinugawa.com/

2.3Doggyスイートペロ（群馬県）

愛犬と一緒のお客様専用全6室の温泉宿です。各部屋のバルコニーには、伊香保温泉の湯を湛えた露天風呂。すぐ横には、ペットにも優しい泉質の愛犬用の浴槽も。全天候型ドッグランもあるので、宿泊中も楽しく運動ができます。

■Information

住所：〒377-0102 群馬県渋川市伊香保町伊香保166-3
アクセス：渋川市伊香保ICから車で約20分
URL：https://www.hotel-perro.com/

3.ペットと温泉お出かけの注意点

3.1 健康面の配慮

ペットと温泉へお出かけする際は、まず健康状態の確認が欠かせません。特にシニア期のペットや持病を抱えている場合、温泉の温度や成分が体に合わない可能性があります。人間にとって心地よい温度でも、ペットにとっては高すぎる場合があり、皮膚の乾燥や心臓への負担になることもあります。事前にかかりつけの獣医師に相談し、「入浴が可能か」「どの程度の時間なら安全か」を確認しておきましょう。

また、温泉施設によってはペット専用の浴槽や足湯を用意しており、湯温や成分が動物向けに調整されています。こうした設備を選ぶことで、より安心して温泉を楽しめます。入浴後は必ずタオルでしっかり水分を拭き取り、体温が下がらないよう注意しましょう。さらに、移動や環境の変化はペットにとってストレスになるため、こまめな休憩や水分補給も忘れないようにすることが大切です。

3.2マナーとルールの遵守

ペット同伴で温泉を利用する際は、施設ごとのルールを事前にしっかり確認することが必要です。中には「小型犬のみ可」や「ワクチン接種証明の提示必須」など、細かな条件を設定している施設もあります。チェックイン時にトラブルにならないよう、必要な書類や準備物を揃えておきましょう。

施設内では、キャリーやリードを使って移動し、他の宿泊客やペットへの不要な接触を避けます。吠え癖がある場合は、事前のしつけや防音グッズの活用を検討すると安心です。また、排泄の管理は飼い主の責任で行い、必ず指定された場所で済ませることがマナーです。散歩中も排泄物は速やかに処理し、周囲の景観や衛生を保ちましょう。

こうした基本的なルールを守ることで、ペットとお出かけできる施設が今後も維持され、他の飼い主や利用者からも歓迎される雰囲気が生まれます。マナーは自分たちのためだけでなく、「次に訪れる誰かのため」にもつながる大切な心がけです。

3.3 移動と安全対策

長距離移動では、ペットにとって車酔いや熱中症のリスクが高まります。出発前に軽く食事を済ませ、乗車中は消化に負担のかからない状態にしておくと安心です。移動中は2時間に一度を目安に休憩を取り、水分補給や排泄の時間を確保しましょう。特に夏場は、短時間でも車内の温度が急上昇するため、エアコンの効いた環境を保つことが重要です。サンシェードや保冷マットを活用すれば、直射日光による車内温度の上昇を抑えられます。

一方、冬場は冷えすぎによる体調不良を防ぐため、毛布やペット用防寒具を用意しておきましょう。暖房の効いた車内でも、窓際や足元は冷えやすいので、キャリーケースにブランケットを敷くなど工夫が必要です。また、走行中はペットを自由に歩かせず、キャリーやシートベルト付きハーネスで固定すると、急ブレーキや事故時の怪我防止になります。

さらに、温泉地や観光先での万一の迷子防止のため、迷子札やマイクロチップの装着も検討しましょう。事前に現在の連絡先や情報を正しく登録しておくことで、トラブル時の発見率が格段に上がります。ペットとお出かけを楽しむには、安全な移動環境を整えることが、旅全体を快適にする第一歩です。

4.ペットと温泉をもっと楽しむコツ

4-1 旅行前の準備

ペットとの温泉お出かけを成功させるには、出発前の入念な準備が欠かせません。まずは持ち物リストを作り、タオルやブラシ、予備のリード、フードやおやつ、食器、常備薬など、日常生活で使っている物を一通りそろえます。普段使っているベッドやブランケットを持参すると、旅先でも安心感を与えられます。

さらに、宿泊先や温泉施設の公式サイトを事前に確認し、ペット同伴の条件を把握しておきましょう。体重制限や頭数制限、ワクチン接種証明や狂犬病予防接種証明の提示が必要な場合もあります。出発直前に天気予報をチェックし、雨具や防寒具など必要な装備も準備すると、現地で慌てずに済みます。

4-2 現地での楽しみ方

温泉に入るだけでなく、周辺観光や散策も旅の魅力のひとつです。温泉街をゆっくり歩けば、ペット同伴OKのカフェやテラス席のあるレストラン、地元特産品を扱う土産店などに出会えるかもしれません。ペットが無理なく歩ける距離を考え、こまめに休憩を取りながら回ると、旅の満足度も上がります。

また、温泉地の自然散策路や公園は、四季折々の景色を楽しむ絶好のスポットです。紅葉や雪景色、桜並木の下を歩くひとときは、日常では味わえない贅沢な時間になります。ペットが疲れてしまった場合に備えて、キャリーバッグやカートを持参すると安心です。

まとめ

ペットと一緒に温泉へお出かけすることは、飼い主とペット双方にとって特別な思い出を作る絶好の機会です。自然豊かな温泉地で過ごす時間は、心身を癒やすだけでなく、日常では得られない発見や絆を育むきっかけにもなります。ただし、事前の準備や健康面の配慮、施設ごとのルール確認は欠かせません。ペットの快適さと安全を第一に考えることで、旅はより楽しく、安心なものになります。

こうしたお出かけをより自由に、快適に楽しみたい方におすすめなのが、L-Camperのキャンピングカーレンタルです（公式サイト）。

L-Camperではペット同乗が可能な車両を用意しており、移動中も愛犬や愛猫と一緒に過ごせます。車内で休憩や食事ができるため、長距離移動や観光の合間も安心。宿泊地や温泉地を自由に巡れるのはキャンピングカーならではの魅力です。